2025年の振り返り

雑記

遅くなりましたが、2025年の振り返りをしていこうと思います。
循環器内科医として重要な1年目を過ごした病院の最後3ヶ月と、その後に新潟県での地域医療研修を3ヶ月。また、3次医療機関である専門研修基幹病院(初期研修病院でもありました)に戻って、CCU業務を6ヶ月間行いました。個人的なイベントでいうと、自身の結婚と結婚式がありました。去年から同居していたため、劇的な変化ではないものの、今まで彼女として接していた女性が妻となり、お互いの「家」との関係性を意識したり、ともに家庭を運営していくことについて、また今後の家族構成やキャリアの展望についても考える1年間でした。

年表

仕事

2025年仕事については医師3年目、循環器内科としての1年目も9ヶ月目となり、3年目に派遣された病院でも仕事に慣れてきて、大概の業務は自分で完結し、適切なタイミングで適切な内容で上司に上申できるようになりました。カテーテル検査(CAG)については30分以内で一度もつまずかずに終了できるようになり、やっと循環器内科医としてのスタートラインに立ったような感覚でした。2番目に行った新潟の地域医療研修の病院では医療過疎地域で、病院への心理的アクセスが悪く、かなり病院に受診することに抵抗感がある地域柄でした。その分健康な方も多いのですが、発見が遅れて緩和治療方針になる進行がんの患者さんが都市部と比較して多かった印象です。その後はCCUの業務に半年間従事しました。CCUは刺激的であって、PCIを含めてたくさんの症例を経験した反面、週3回のオンコール当番などでプライベートを犠牲にしていました。仕事面では総じて充実していましたが、3か所の病院を転々として、それぞれの良さや課題、プライベートとのバランス感覚など病院によって全く違うと実感しました。「郷に入っては郷に従え」の精神でいましたが、ローカルルールが多い医療業界ならではと思いますが慣れるのに時間がかかりました。やはり、そういった状況でも頼りになるのは自分の知識や経験だと実感しました。

結婚式

新潟の地域医療研修中に自身の結婚式を挙げました。新潟と埼玉の二重生活をしていく中での準備は妻も含めて非常に大変でした。妻の実家が遠方であることもあり、義理の実家の親戚たちはマイクロバスをチャーターして大移動してきました。そのためにホテルウエディングにする必要があり、埼玉県の自宅近くのホテルウエディングの時点で3択になりました。その中でもホテルデザインも現代的でシステムも洗練されていたマークグランドホテルに決めました。

マークグランドホテルは旧ラフレさいたまを買収してリブランドしたウエディングを中心としたホテルで、開業以来、埼玉県内では人気の結婚式場となっています。(ゼクシィ結婚式場ランキング

上の写真が、象徴的な最上階のチャペルで、窓が大きく景色がきれいで、会場全体が明るい印象でした。マークグランドホテルではどこのブライダルサロンもそうかと思いますが一人の担当が付きます。しかし、すべての行程をその方と調整するのではなく、言ってみればその方は指揮者のような存在であり、それぞれの行程に対して専門の担当者が付いており、調整が最適化されています。例えば、装花・音響・ペーパーアイテム・衣装などそれぞれに担当者がおり、場合によってはホテル以外の場所で打ち合わせをすることもありました。結果的にスムーズに調整することができました。妻のドレスは一番似合っていた「アントニオ・オリーヴァ」のドレスにしました。確か選択肢の中では1番高いドレスになったと思いますが、当日の華やかさは圧巻でした。お色直しの衣装を安めなものにするのと、私(新郎)の衣装をメルカリで調達するなど工夫しました。お金をかけるところとかけないところの濃淡をよく二人で話し合っておいたのが良かったと思います。ペーパーアイテムは私たちのこだわりもあり、自作したものを使用しましたし、オープニングムービーと自己紹介ムービーも自作しました。私は学生時代に猫を飼っていて、猫のyoutube投稿をしていたこともあり、買い切りの動画編集ソフトを持っていましたのでそれを使用して、妻はcanvaで動画作成をしていました。スライドショー形式で動画を作っていくスタイルですが、自己紹介のムービーには十分で、参列した友人からも好評でした。最後に、エンドロールムービーが流れるのですが、私たちは渋谷にある映像制作会社の「ounce」を利用しました。画角が動的に変化するジンバルを用いた演出が秀逸で映画のような没入感があるエンドロールムービーになっていました。参列者の一人ひとりの表情やリアクションにフォーカスしたつくりになっていて、実際に放映されるときも会場で笑いが起きたりしていました。(以下はounceで制作された他の方のMARK GRAND HOTELでのエンドロールムービーの作例です)

また食事は箸を使って食べる和洋折衷の出来立ての料理でした。フランス料理が提供されることが一般的ですが、箸を使って食べられる和のテイストも含まれた料理について、お互いの両親を含めて年配の参加者から特に好評でした。また、オープンキッチンで座席の横のスペースで料理が仕上げられ、出来上がり次第即座にテーブルに配膳されるというスタイルも特徴で、臨場感・ライブ感に溢れて、一気に盛り上がりました。

結婚式の準備は文化祭の様で、諸先輩方から聞いていたように妻と1回喧嘩はしましたが、それ以外には大きな喧嘩なく楽しめました。当日は本当にあっという間に時間が過ぎてしまって、終わってから1週間仕事をしたぐらいには疲れ切ってしまいました。参列した方全員から「おめでとう」と言葉をかけてもらって、また周りのスタッフの方々も私たちのために全力でサポートしていただき、本当に感謝です。私たちが「主役」という感覚を1日存分に味わうことができ、結婚式以外では経験できない気持ちがたくさんありましたので、現代では結婚式を挙げないカップルが増えていますが、周りの人を巻き込んで、時間とお金がかかる・準備が面倒ということを考慮しても結婚式を挙げた方が良いと思います。

基幹病院でのCCU勤務

結婚式が終了してしばらく地域病院に勤務した後に配置換えがあり、後期研修の基幹病院(初期臨床研修先でもあります)に戻ってCCUとしての勤務が開始になりました。CAG+PCIなどのカテーテル業務に加えて緊急紹介や救急外来からの緊急コンサルトに対応するチームであり、日中はほとんどPHSが鳴りっぱなしの日もあります。また夜間のオンコールもなかなかにハードでして、週にして平日2日と休日の土日どちらかの呼び出しがあり、実質週3日はオンコールの状態となります。我々の施設は全国でも有数のPCI件数があり、年間300件程度のAMIが搬送されてきますので、週3回のうち最低でも1回、酷いときは3回とも呼び出されることがありました。ページ上部の年表にも示した通り、7月から12月まではCCUでの業務となり、忙しい中にも学びが多い日々でした。医師4年目(循環器内科2年目)としてはあり得ないことですが当院では若手にPCI operatorをどんどんやらせる方針であり、私も30例ほど経験させていただきました。たまたまFHのvulnerable plaque(不安定プラーク)が破綻したNSTEMIを経験したこともあり、プラークや冠動脈画像診断系の勉強会で11月に2回プレゼンテーションの機会をいただきました。1回目はベルン大学への留学歴があり、その際に日本人としては異例の功績を残されている信州大学の植木先生の前座として発表させていただき、留学の魅力について懇親会で熱く語って頂きました。2回目は当院の関係の先生が留学先(CRF)で同僚であった縁から神戸大学の杉崎先生の前座で発表させていただきました。杉崎先生については研修医時代に読んだ「循環器のトビラ」著者でもあり、私が循環器内科を選択するに至った理由のひとつでもありましたので、ご本人にお会いしたことが非常に嬉しく、何回も読み直してボロボロになっている「循環器のトビラ」にサインをしていただき、感無量でした。

引越し

前述の通り、オンコールの回数が明らかに多すぎる制度のせいで夜中に呼び出されるので車で20分の距離に住んでいることがつらくなってきましたので、12月に病院の世帯寮に引越しをしました。引越し会社は前回も使用した引越し革命を使用しました。引越し革命は本当にすごくて、まあまあの量の家財で1.5トントラックにいっぱいになりながら、社員と思われる方とバイトの方の2人できてものすごい速さで積み込み・再配置を行い、半日で引越しが終わりました。距離が近かったのもあるのですが、引っ越し費用は破格の6万円程度でした。また寮に転居したので初期費用が一切かからず(さいたま市では敷金1礼金1が一般的)、引っ越し費用と軽微な家具家電の買い替えのみで済みました。築年数は古くて、お風呂のお湯は蛇口をひねって湯量と水量を調整するタイプですが、3LDK82m^2の広さがあって寮費が5万円台と破格です。呼び出しにも自転車で5分で対応できます(笑)。

妻の妊娠

結婚式が終わってから妊活を開始し、妻がめでたく妊娠しました。来年の5月には子供が生まれて父親になる予定です。生活が一変することが予想され、それまでに諸々の調整をしなくてはいけないと焦っていますが、まずは妊活が成就したことを夫婦二人で喜んでいます。無事に生まれてきてくれることを願って妊婦検診のたびにエコー写真を穴が開くほど見ています。近所のクリニックでの分娩を予定しているのですが、エコー写真以外にもエコー動画をスマホに共有してくださるシステムがあり、小さく動く豆粒くらいだったわが子が徐々におなかの中で大きくなり動き回っているところをみて楽しんでいます。

2025年振り返りまとめ

2025年は結婚式と妻の妊娠がありプライベートも充実して変化が多い年でした。結婚式を通じて久しぶりに会う友人たちにも支えられていることを再認識しました。また、結婚式を乗り切ったことで妻との絆がまた一段と深まったと思います。一方で仕事面でもPCI operatorとしての経験を積むことができ、様々な部分でできることが増えてきて、仕事が楽しくなってきました。できることが増えて気が抜けてきたところで重大なミスを犯したりするので、地に足をつけて一歩ずつ前に進みたいと思います。来年は家族も増えるのでますます楽しみです。

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